12.10.12 学ぶということについて(学は光)

現在、大学の法学部通信教育課程に籍を置いている。
40歳代半ばを超え、ほぼ人生の半分は過ぎているにもかかわらずだ。
忙しい議員活動の合間を見つけてテキストを開きレポートを書く。土日でたまに時間が取れると大学に出かけて教授の講義も受ける。法学部とはいえ、大学なので共通科目として英語や文学といった自分の仕事に直接関係ない授業も受けなければならない。しかし、これがなかなか楽しい。学生時代に戻った気分で素直に新しい知識に触れている。いや学生時代でもこんなに楽しんで学んだことは無かっただろう。

中学を出て大学に進学するつもりで当たり前のように普通科高校に入学。しかし、会社が倒産し、自営を続けていた父親の仕事がうまくいかず、母親も生来の結核が良くならず我が家の家計は苦しかったようだ。高校進学と同時に、思いあまった母親から「高校を出たら働いてほしい。」と言われた。
その母親も就職の決まった高校3年の卒業式の日に亡くなった。苦労した父親もいまはいない。
だから高校を出て就職したのは、唯一の親孝行ができたと思って後悔は無い。

しかし、大学へ行きたかったという思いはずっと残っていた。通信教育課程の道も何度か考えたが、仕事とプライベートに流され決意には至らなかった。

以来23年、市議会議員への立候補の話をいただき、周りの方々から「大学ぐらい出ておかないと」の励ましに背中を押され、41歳にして入学届けを出した。しかし市議会議員の活動もそんなに甘くなく1期の間は右も左もわからないままがむしゃらの活動に忙殺され大学の勉強どころでなく、学費だけは納付していたもののテキストは1冊も開かないまま4年が終わってしまった。

2期目の今、励まし続けていただいた方々に申し訳ないと思い、時間を作ってテキストを開き卒業をめざし勉強を続けている。

こうして始めた勉強だが、これが面白い。
この歳になって新しい世界を知ることが楽しい。いやこの歳だからこそ新しい知識に触れることが楽しいんだと思う。高校を出てそのまま漫然と大学に進学していたら学ぶことがこんなに楽しいとは思わなかっただろう。時間をこじあけて勉強する。限りある時間だから集中してやる。だから楽しい。自分にとってはこの歳からの大学でかえって良かったんだと改めて親に感謝する。
学ぶと今までにない希望も出てくる、目標もできる。
今はまず卒業を目指しがんばっていきたい。議員の仕事をおろそかにしないように、着実にじっくりとがんばりたい。

「学は光」であるとともに
「学は勝利」であります
「学は幸福」であり
「学は栄光の源泉」なのであります

そのとおりだと思う…。